みんなの工夫まとめ

腹痛のとき、みんなどうしてる?

電車の中や駅で急にお腹が痛くなったとき、みんながどうしのいでいるのか紹介します。

こんなとき、どうしてる?

01

電車の中で急に腹痛が来たとき

① 「次の駅で降りればいい」と決める

  • 「目的地まで耐える」ではなく、最悪次の駅で降りていいと考える。
  • IBS当事者の体験談では、この「逃げられる」という感覚そのものが安心材料になっている。
  • 各停を選ぶ理由もまさにこれ。

② 降りやすい位置にいる

  • 個人ブログでは、座席の奥に入らず、次の駅ですぐ降りられる位置で立つという対処をしていた。
  • 「ドアが開けば降りられる」という感覚を作る目的。
  • もちろんドアや通路を塞がない範囲で。

③ 音楽・ドラマ・SNSなどで腹から意識をそらす

  • IBS+電車不安の体験談でかなり具体的に挙げられていた。
  • 「腹痛があるか」「あと何分か」を延々確認するのではなく、別の刺激に注意を移す。

④ ゆっくり呼吸して焦りを落とす

  • 4-7-8呼吸法、ゆっくりした呼吸、吐く息を長めにする、などを使う人がいた。

⑤ 水を少しずつ飲み、「飲んでいる感覚」に注意を向ける

  • 「水をゆっくり飲んで、喉を通る感覚に集中する」という方法を使っている人もいた。
  • これも腹から注意を外す一種のグラウンディング的な使い方。

⑥ 外の景色を見る

  • 電車腹痛の経験者が、「まだ着かない」「腹が痛い」と考え続ける代わりに、遠くの景色をぼーっと見る方法を挙げている。

⑦ 本当にきついなら我慢勝負にしない

体験談でも「過信して我慢勝負に持ち込まないのが大事」という話がある。

さらに日本赤十字社は、激しい腹痛、顔面蒼白、冷や汗、弱く速い脈、意識障害、腹部が硬く張る、嘔吐などを伴う腹痛については、普通の「お腹を壊した」とは扱わず、早急な医療対応が必要な場合があるとしている。

02

途中下車するか迷う

① 「限界になる前に降りる」

経験者からは「我慢はせず、少し早めにトイレへ行く」という意見が出ている。「あと3駅だから……」ではなく、悪化傾向なら余裕があるうちに降りるという考え方。

② 「降りてもいい」を最初から選択肢にする

15年以上電車不安を経験した人は、降りてもいい・途中で帰ってもいい、と考えること自体が安心につながったとしている。「途中下車=失敗」ではないという発想。

③ できれば「トイレを把握している駅」で降りる

多少余裕があるなら、次の駅にトイレがあるか・どのホーム側か・改札内か・混みやすいか、を知っている駅まで行く人もいる。

長年IBSだった人が、通過する各駅のトイレ場所をほぼ把握していたという体験談もある。

分からない駅だったら、このサイトで駅トイレの場所や改札内外を先に確認しておくのも手。

駅トイレを確認する →

④ 時間よりお腹を優先できるよう、最初から余裕を作る

「途中下車したら遅刻する」という状況が、さらにプレッシャーを強くする。15~30分早く出る・一本前に乗る・各停にする、など、途中下車しても予定が破綻しない設計をしている人が多い。

⑤ 快速・急行ではなく各停を使う

ある体験談では「急行なら速いが、いつ腹痛になるか分からないので各停を選び、3駅ごとに降りていた」という例もあった。

別のIBS当事者も「最悪次の駅で降りられる」という理由で各駅停車を選んでいる。

⑥ 「本物のヤバいやつ」と思ったら降りる

普段IBSで腹痛に慣れている人ほど「またいつもの腹痛だろう」と我慢してしまう可能性もある。体験談でも「今回は気のせいではなく本当にダメな腹痛だったので降りた」という話がある。

激痛、冷汗、意識がおかしい、腹が硬い、嘔吐などがある場合は、途中下車するかどうかより、駅員などに助けを求め、医療対応を優先する状況。

03

気を逸らしたい

① 音楽を聴く

IBS当事者の複数の体験談で登場。好きな音楽・ヒーリングミュージックなどを使っている。

② ドラマ・動画を見る

「今腹痛来てる?」という自己チェックを繰り返す代わりに、コンテンツに集中する。

③ SNSを見る

気をそらすものとして挙げられている。一方、SNSや仕事メールで緊張する人はスマホを閉じるという体験談もあるので、人によって真逆。

④ 外の景色を見る

「腹・トイレ・残り時間」以外の物に視線を置く。

⑤ 水を一口飲み、喉の感覚に集中する

「水が喉を通っていることに意識を置く」という人がいた。

⑥ 呼吸のリズムを数える

4-7-8呼吸や、ゆっくり吐く呼吸など。不安で頭の中が腹痛一色になるのを避ける手段として使われている。

⑦ 「トイレに座った場面」を想像しない

ある人は、トイレを想像すると余計に便意に意識が向くため、トイレに着くところを頭の中でシミュレーションしないようにしていた。科学的に確立した方法というより、経験者のライフハックとしての話。

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04

持っていて助かったもの

① 自分に必要な腹部の薬

体験談では、処方薬・整腸薬・下痢止めなどを「お守り」として持っている人が多い。

ただし薬は症状・病型によって違う。日本消化器病学会のIBSガイドラインでも、止痢薬・消化管運動調整薬などをそれぞれ別に扱っているので、他人の服用法を真似するのではなく、自分に合った薬を医師・薬剤師と決めるものと考えた方がいい。

② カイロ

小さいカイロ・腹巻き・防寒グッズなど。

③ ウェットティッシュ・流せるティッシュ

「もしもの後処理」用として挙げている人が多い。海外旅行のIBS体験談でも、流せるウェットティッシュ・水に流せるポケットティッシュを持参していた。

④ 予備の下着

消化器クリニックも外出時の備えとして、予備の下着・ウェットティッシュ・消臭スプレーなどを挙げている。

⑤ ビニール袋・ジッパー袋

万一汚れた下着などが出た場合の収納用。IBS向け出張体験談でも、使用済み衣類を密閉する目的でジッパー袋を入れていた。

⑥ 水・温かい飲み物

常温の水・温かいお茶を持ち歩く人が複数いた。

⑦ イヤホン

音楽で気をそらすほか、「周囲の音が気になるときに遮断する」ために持っているという人も。

05

乗る前にしていること

① かなり早めに起きる・時間に余裕を作る

IBS歴25年という人は、家を出る1時間前にはトイレを済ませる・その後30分以上待つ・「もう一度行ける時間」を残す、というルーティンにしていた。

② 家を出る前にトイレ

ものすごく基本だけど、ほぼ全体に共通。ただ「一度行ったから絶対大丈夫」ではなく、出発まで余白を残す人が多い。

③ 途中駅のトイレ位置を確認する

途中駅・乗換駅・到着駅のトイレを事前確認。腹痛が起きてから探すのではなく、「A駅ならホーム後方」「B駅なら改札横」「C駅はトイレなし」のように知っている状態を作る。

④ 各停・駅間の短いルートを選ぶ

「最速ルート」より、いつでも降りられるルートを選ぶ人がいる。

⑤ 朝食の量・時間を自分用に調整する

体験談では、朝食を軽くする・通勤後に食べる・出発よりかなり早く食べるなど、胃腸が動くタイミングと乗車時間をずらしている人がいた。

一方、医療機関では一般的なIBS対策として規則正しい食事を基本としつつ、脂肪の多いもの、刺激物、カフェイン、炭酸など自分の症状を悪化させるものを避ける方向を挙げている。自分のお腹が動きやすい食べ物・時間帯を知って、乗車時間と重ならないよう工夫する方法もある。

⑥ 冷たい飲み物を避ける人もいる

IBS当事者では、白湯・常温水・温かいお茶を選び、冷たい飲み物を避ける人がいた。

⑦ 「腹痛ポーチ」を確認してから出る

薬・ティッシュ・ウェットティッシュ・予備下着・カイロ・袋・水・モバイルバッテリーなど。実際に使わなくても、持っていることで安心するという声がかなりある。

調べていて特に強かった「共通パターン」

30個以上見ていくと、かなりきれいに4つにまとまった。

① 逃げ道を知るトイレ位置・各停・駅間の短い路線・途中下車していい
② 時間の余裕を作る早起き・一本早い電車・トイレ後すぐ家を出ない
③ お守りを持つ薬・水・ティッシュ・下着・カイロ・スマホ・モバイルバッテリー
④ 腹から注意を外す音楽・動画・景色・呼吸・水を飲む感覚

体験談は個人の経験で、合う方法は人によって違います。参考になるものだけ、自分に合う範囲で使ってください。